共働きの生活防衛資金はいくら必要?目安・考え方・準備の順番

共働き世帯の生活防衛資金 家計管理

結論から言うと、共働き世帯の生活防衛資金は
「生活費の3〜6か月分」を目安に考えるのが基本です。

共働きでも、
病気・育休・転職などで一時的に収入が減る可能性はあります。
そのときに慌てず生活を続けるためのお金が、生活防衛資金です。

この記事では、
共働き世帯にとって現実的な生活防衛資金の考え方と、
準備の優先順位を整理します。

👉生活防衛資金の全体像はこちら


なぜ共働きでも生活防衛資金が必要なのか

生活防衛資金とは、
共働き世帯の場合、
「収入源が2つあるから安心」と考えがちです。

実際、どちらか一方がすぐに働けなくなっても、
世帯収入が一気にゼロになるケースは多くありません。

ただし、現実的に起こりやすいのは、
どちらか一方の収入が一定期間止まるという状況です。

・転職活動が長引く
・病気やケガで一時的に休職する
・育児や家族の事情で働き方を調整する

こうしたケースは、
30代の共働き世帯では決して珍しくありません。

生活防衛資金があれば、
収入が一時的に減っても
「すぐに家計を崩さなければならない」
という状況を避けることができます。

お金そのものよりも、
判断を焦らずに済む余裕を持てること
これが、共働き世帯にとって
生活防衛資金を持つ最大の意味だと考えています。

共働き世帯の生活防衛資金はいくらが目安?

絶対的な正解はありませんが、
「不安なく生活を続けられる目安」としては、
生活費の3〜6か月分を手元に残しておく、
という考え方が基本になります。

共働き世帯の場合は、
収入も支出も「世帯全体」で考えることが大切です。

そのうえで、
どちらか一方の収入が止まっても耐えられるか
という視点を前提にすると、
より現実的な金額が見えてきます。

生活防衛資金に含めるべき支出・含めない支出

生活防衛資金を考えるときは、
「毎月いくら使っているか」ではなく、
収入が減っても最低限続けたい生活に、いくら必要か
という視点が大切です。

基本的には、次のような支出を含めて考えます。

生活防衛資金の金額は、
毎月の生活費をどう設定するかで大きく変わります。

共働き世帯の生活費を
無理なく決める考え方については、
こちらの記事で詳しくまとめています。

必ず含めたい支出

・住居費(家賃・住宅ローン)
・水道光熱費
・通信費(スマホ・インターネット)
・食費
・保険料
・日用品費

これらは、収入が減っても
すぐにゼロにはできない支出です。
まずはこの合計額を、
生活防衛資金の基準にします。


状況によって含める支出

・車の維持費
・教育費(保育料・習い事など)
・医療費
・最低限の娯楽費

家庭の状況によっては、
一時的に削れるものもあれば、
逆に増える可能性のある支出もあります。

「いざという時、どこまで削れるか」を
事前に想定しておくことが重要です。


含めなくていい支出

・貯蓄・投資への積立
・旅行やレジャー費
・交際費
・趣味への支出

生活防衛資金は、
生活を守るためのお金です。

将来のための支出や、
なくても生活できる支出は、
一度切り分けて考えるようにしましょう。


ポイントは「生活水準を下げすぎない」こと

生活防衛資金を考える際、
支出を極端に削りすぎる必要はありません。

ある程度、普段に近い生活を想定した方が、
実際に使う場面でも
精神的な負担が小さくなります。

無理のない水準で計算することが、
現実的な生活防衛資金につながります。


目安は「生活費の3〜6か月分」

結論から言うと、
30代共働き・子なし世帯の生活防衛資金は

毎月の生活費 × 3〜6か月分

が一つの目安です。


なぜ3〜6か月なのか?

これは、

  • 失業保険が出るまでの期間
  • 次の仕事が見つかるまでの余裕
  • 精神的に落ち着いて行動できる期間

を考えたときの、現実的なラインだからです。

その他には出産のタイミングでは生活防衛資金が必要となってきます。
共働きの出産前後に必要なお金の準備の記事で紹介しています。



【シミュレーション】生活費別の生活防衛資金目安

1ヶ月あたりの生活費ごとの生活防衛資金の目安です。

たとえば、
毎月の生活費が 25万円 の場合。

  • 3か月分:75万円
  • 6か月分:150万円

この範囲に生活防衛資金があれば、
多くのケースで「慌てなくて済む」状態になります。

生活費3ヶ月分4ヶ月分5ヶ月分6ヶ月分
20万円の場合60万円80万円100万円120万円
25万円の場合75万円100万円125万円150万円
30万円の場合90万円120万円150万円180万円

いきなり満額を目指さなくていい

ここで大事なのは、
最初から150万円を目指す必要はないということです。

おすすめの順番は👇

  1. まずは1か月分
  2. 次に3か月分
  3. 余裕があれば6か月分

段階的に積み上げればOKです。


生活防衛資金はどこに置く?

生活防衛資金の置き場所は、
増やすことより、すぐ使えることが最優先です。

基本は👇

  • 普通預金
  • いつでも引き出せる口座

投資商品に回すのは、
生活防衛資金を確保してからにしましょう。


生活防衛資金ができたら、次に考えること

生活防衛資金が整ったあとに考えたいのが、
共働き世帯の保険の考え方です。

不安から保険に入りすぎる前に、
保険の必要性を一度整理しておきましょう。

生活防衛資金を確保できたら、
次は将来に向けた資産形成を考える段階です。

共働き世帯向けのNISAの始め方は、こちらで解説しています。


全体の流れを確認したい人へ

「今、自分はどの段階なのか?」を整理したい場合は、
こちらのロードマップも参考にしてください。


まとめ

  • 生活防衛資金は“安心のためのお金”
  • 30代共働き・子なし世帯の目安は生活費の3〜6か月分
  • いきなり満額を目指さなくていい
  • 確保できてから投資・保険を考える

焦らず、順番を守ることが
一番失敗しにくい資産形成です。

生活防衛資金は、
共働き世帯が「安心して次の一歩に進むための土台」です。

この土台があるからこそ、
住宅・教育費・NISAを落ち着いて考えられます。

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