お金についての取り組みを振り返ると、正直なところ「これをやったから一気に人生が変わった」という出来事はありません。
投資で大きく増えたわけでもなく、完璧な家計管理ができているわけでもないからです。
それでも、以前よりお金の不安が小さくなり、将来について冷静に考えられるようになった実感があります。
その理由を一言で表すとするなら、「定期的に見直す習慣が身についたから」だと思っています。これだけは確実に言えます。
社会人2年目で体調を崩し、入院したことをきっかけに人生やお金を見直し始めました。
👉前の記事はこちら「自社株をやめた理由」
そこから、固定費を整理したり、投資の方針を変えたり、積立NISAを始めたり、途中で取り崩したり、自社株をやめたり……。
振り返ると、決して一直線ではなく、迷ったり、悩んだり、判断を変えたりの連続でした。
当時の自分は、「一度決めたら変えてはいけない」「途中でやめたら失敗だ」と思い込んでいた気がします。
でも実際には、ライフステージや価値観は少しずつ変わっていきますし、その都度“最適な答え”も変わります。
だからこそ大切だったのは、完璧な方法を見つけることではなく、「今の自分に合っているか」を定期的に確認することでした。
固定費の見直しも、投資スタンスの変更も、積立NISAの取り崩しも、すべてはその時点での自分なりの判断です。
結果だけを見れば、もっと良いやり方があったかもしれません。
それでも、数字を把握し、理由を持って判断し、必要があればまた見直す――
この繰り返しがあったからこそ、大きな不安や後悔に飲み込まれずに済んだのだと思っています。
この章では、これまでの体験談を踏まえながら、
「どんなことを、どのタイミングで、どんな意識で見直してきたのか」
そして、なぜそれが自分にとって一番の支えになっているのかを整理していきます。
派手な成功談ではありませんが、もし今お金のことで迷っている方がいれば、
「完璧じゃなくても、立ち止まって見直すだけでいい」
そんな気持ちで読み進めてもらえたら嬉しいです。
一度決めたら終わり、ではなかった
お金のことを見直し始めた当初は、「一度正解を見つければ、それを守り続ければいい」と思っていました。
固定費も投資も、最初にしっかり考えて決めることが大切だと考えていたからです。
ですが実際には、生活は想像以上に変わっていきます。
仕事の忙しさ、体調、価値観、ライフイベント、趣味。
どれか一つが変わるだけでも、「ちょうどいい支出」や「無理のない投資額」は変わってしまいます。
過去の体験を振り返ると、
・固定費を見直した
・投資のスタンスを変えた
・積立NISAを取り崩した
・自社株をやめた
これらはすべて「判断を変えた」行動でした。
当時は少し不安もありましたが、今思えば「見直すこと自体」を許容できたのが大きかったと感じています。
見直すきっかけは、いつも「違和感」

定期的に見直すと言っても、毎日細かくチェックしているわけではありません。
むしろ、見直しのきっかけはとてもシンプルで、「なんとなくの違和感」でした。
・毎月の支出を見て、少し息苦しさを感じた
・投資の値動きが気になりすぎてしまった
・今の生活に合っていない気がした
こうした小さな違和感を放置せず、「一度整理してみよう」と立ち止まるようにしています。
このタイミングでやることは決まっています。
家計の数字をざっと確認し、
「今の自分にとって、このやり方は合っているか?」
を問い直すだけです。
必ず何かを変える必要はありません。
「今はこのままでいい」と確認できるだけでも、安心感につながります。
見直す頻度は「多すぎない」がちょうどいい
以前は、家計や投資の状況を頻繁に確認しすぎていた時期もありました。
数字が気になり、ちょっとした増減に一喜一憂してしまうこともありました。
それでは長続きしませんし、必要以上に時間と労力をかけてしまいます。
今は、見直す頻度を意識的に減らしています。
目安としては、2,3か月に一度。
ライフイベントや大きな変化があったときだけ、少し丁寧に見直す程度です。
頻度を抑えることで、
・感情的な判断をしにくくなる
・不要なストレスが減る
・長期的な視点を保ちやすくなる
というメリットを感じています。
見直しは大切ですが、やりすぎると疲れてしまいます。
「忘れない程度に、気にしすぎない」
この距離感が、今の自分には合っています。
正解を探すより「納得できるか」を大事にした
お金の情報を調べるほど、「もっと良いやり方」が目に入ってきます。
利回り、節約術、最適解。
どれも理屈は正しく見えます。
ですが、自分の経験を通じて強く感じたのは、
「正解かどうか」よりも「自分が納得できているか」の方が続く、ということでした。
積立NISAを取り崩したことも、
自社株をやめたことも、
結果だけを見れば別の選択肢があったかもしれません。
それでも、その時の自分なりに理由を考え、納得して決めたからこそ、後悔はほとんどありません。
お金の不安が減った一番の理由は、
「いつでも見直せる」と思えていることだと思っています。
これからも「定期的に立ち止まる」だけ
これまでの記事で書いてきた体験は、すべて特別な才能や知識があったわけではありません。
できたことは、
・数字を把握する
・違和感に気づく
・必要なら見直す
それだけです。
これからも、大きな方針を頻繁に変えるつもりはありません。
ただ、生活が変わったとき、気持ちに余裕がなくなったとき、
その都度立ち止まり、今のやり方を確認していくつもりです。
完璧でなくてもいい。
途中で変えてもいい。
そう思えるようになったことで、お金との付き合い方はずっと楽になりました。
まとめ|お金の正解は「一度決めて終わり」じゃなかった
ここまで、社会人になってからの自分自身のお金との向き合い方を振り返ってきました。
投資を始めたこと、考え方を変えたこと、途中で取り崩したこと、自社株をやめたこと。
どれも、その時その時の自分なりに悩みながら選んできた結果です。
今振り返って思うのは、
お金の正解は一度決めるものではなく、何度も見直していくものだったということです。
「これが最適解だ」と思って始めたことでも、
生活が変われば、気持ちが変われば、合わなくなることもあります。
それは失敗ではなく、ただ環境が変わっただけでした。
定期的に立ち止まり、
今の自分にとって無理がないか、不安が増えていないかを確認する。
それだけで、お金に対するストレスはかなり減りました。
この体験談シリーズは、
「儲かった方法」や「誰にでも当てはまる正解」を伝えたいわけではありません。
迷いながらでも、自分の生活を優先して選び直していい。
その感覚を共有できたらと思って書いてきました。
これからも大きな方針は変えず、
数ヶ月に一度立ち止まりながら、お金との距離感を調整していくつもりです。
もし今、お金のことでモヤモヤしているなら、
一度“見直すだけ”でも、きっと意味はあると思います。
この体験談が、
「ちゃんとやらなきゃ」と焦っている人の肩の力を、少しでも抜けるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
ここまでの体験談は、
社会人2年目に体調を崩したところから始まりました。
👉 社会人2年目で体調崩壊。入院中にお金と人生を本気で見直した話



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